クールな御曹司の甘すぎる独占愛
晶がひたすら奈々を甘やかせるから、自分がほかとは違う特別な女だと思わされる。
「パソコンを持ち込んで仕事もするつもりだから、奈々は気にしないで仕事に励んでいいよ」
「……本当にいいんですか?」
「俺がそうしたいんだ」
晶は奈々を抱きしめ、再び唇を塞ぐ。それは次第に深くなり、目覚めたばかりの奈々の頭を麻痺させていく。強烈に甘い刺激は晶を欲する奈々の心と身体に火を点け、彼に合わせて舌を動かす。晶は身体を起こし、奈々をベッドに組み伏せた。
「その前に奈々を抱きたい」
拘束した奈々の手に指を絡め、晶が熱い視線を注ぐ。
色香を漂わせたその眼差しだけで、奈々の鼓動は駆け足のように速くなっていく。うなずく代わりに、奈々は晶に自分から口づけた。
晶の手がパジャマのボタンを外していく。少しずつあらわになる身体。朝の光が差し込み明るくなった部屋の中、奈々の羞恥心はみるみるうちに消えてなくなる。晶の指先と唇が触れるたびに、奈々の唇から甘い吐息が漏れた。