クールな御曹司の甘すぎる独占愛
奈々の瞳がみるみるうちに潤んでいく。そこからひと筋の涙が頬を伝った瞬間、奈々は「はい」とうなずいた。
そのあまりのかわいらしさにたまらなくなった晶は、奈々をベットルームへ抱き上げる。ベッドに奈々を下ろし、自分の身に着けているものを脱ぎ去った。奈々の服にも手をかけ、一枚ずつあらわにしていく。
高ぶる気持ちを抑えきれず、下着のホックを外すのももどかしい。早く奈々を身体で感じたい。晶はその欲望に飲み込まれそうだ。
唇を重ね、奈々の綺麗な肌に手を這わせる。
「悪いけど今夜は寝かせられそうにない」
触れられなかった七ヶ月ぶんを埋めるには、それでも足りないくらいだ。
「……はい、私も晶さんを朝まで感じていたいです」
とろんとした瞳で言われ、気持ちはますます昂る。
「奈々、愛してる」
どれほど伝えても、伝えきれている気がしない。たとえひと晩かけたとしても、たかが知れている。