クールな御曹司の甘すぎる独占愛

「そうですか? でも彼女はいるだろうから、ここでなにを言っていても始まらないですけどねー」
「そうよ。水瀬さんには素敵な彼女がいるから。それに私にとっても水瀬さんは、ここの和菓子を好きになってくれたお得意様。それ以上でもそれ以下でもないから。さぁ、そろそろ閉店にしましょ」
「はーい」


奈々は自分にも言い聞かせるように明美に言い、閉店の準備に取りかかった。

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