恋して cha cha cha
高崎さんは微笑むと、わたしの前から立ち去った。

優しくて素敵な人だな…。

彼の後ろ姿を見ながら、わたしは思った。

御曹司と聞いたからあまりいいイメージを抱いていなかったけど、高崎さんはいい人だと思った。

そんなことを思いながら程よく冷えているストレートティーを目に当てると、とても心地よかった。

目の疲れが癒されて行くのがよくわかった。

ストレートティーを目から離すと、缶を開けた。

口をつけると、冷たくなったストレートティーが入ってきて乾いた喉を潤した。

コーヒーも好きだけど、たまには紅茶もいいものだな。

疲れた目も癒されて喉も潤った。

「よし、頑張ろう!」

わたしはパソコンの画面と向きあうと、仕事を再開したのだった。
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