恋して cha cha cha
待ってるから、か…。
何だかデートの約束みたいだと思った。
「お帰りなさい、香西さん」
休憩から帰ると、真田さんが声をかけてくれた。
「ただ今、戻りました」
あたしは返事をした。
「じゃあ、次は私の番ね。
何かあったら呼んでね」
「はい、わかりました」
真田さんはペコリと頭を下げると、席を外した。
その後ろ姿が見えなくなると、あたしは小さく息を吐いた。
今さらだけど…あたし、索様のことを騙しているんだよね?
騙してるってことを索様が知ったら、彼はどんな反応をするのだろうか?
もう話してもらえないのかな?
それとも、軽蔑するのかな?
あたしはともかく――そもそも、入れ替わりを言い出したのはあたしなんだけど――として、由菜にまで被害はきて欲しくない。
何だかデートの約束みたいだと思った。
「お帰りなさい、香西さん」
休憩から帰ると、真田さんが声をかけてくれた。
「ただ今、戻りました」
あたしは返事をした。
「じゃあ、次は私の番ね。
何かあったら呼んでね」
「はい、わかりました」
真田さんはペコリと頭を下げると、席を外した。
その後ろ姿が見えなくなると、あたしは小さく息を吐いた。
今さらだけど…あたし、索様のことを騙しているんだよね?
騙してるってことを索様が知ったら、彼はどんな反応をするのだろうか?
もう話してもらえないのかな?
それとも、軽蔑するのかな?
あたしはともかく――そもそも、入れ替わりを言い出したのはあたしなんだけど――として、由菜にまで被害はきて欲しくない。