極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~
「も、もちろん食べますよ! コーヒーかなにか淹れようかなあと思って」

「ああ、頼む」

キッチンへと逃げ込んで、コーヒーを準備しながら、私はこっそりと彼を覗き見た。

再会してまだ二日。その上、愛していると言ってくれたばかりだもの。いきなり浮気なんかしないよね?

大丈夫だ、そう自分に言い聞かせて、胸の中の不安感に無理やり蓋をして、見ない振りをするのだった。
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