極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~
「続きは、ベッドに行くか」

「け、今朝したばっかりじゃありませんか、もうダメです!」

「一日一回っていう決まりがあるのか?」

一日一回でも多い気はするけれど。続けざまにして飽きられてしまっては困るから、せめて次は週末くらいがちょうどいいと思う。

……もちろん、私だって彼と愛し合いたいけれど、大事にしたいなあとも思うのだ。

「明日も朝早いですし……昨日、ちょっと寝不足でしたし」

「……まぁ、お前に無理をさせるのもな」

神崎さんは私の上からどくと、私の手を取って引っ張り起こしてくれた。

「なら、今日は腕枕だけにしてやる」

ニッと眩暈のするような微笑みでささやきかけてくれるけれど、それ、私にとっては爆弾でしかない。 

……やっぱり、一緒のベッドだよね……。

彼の隣で、腕枕をしてもらいながら眠りにつく――果たしてちゃんと眠れるだろうかと、今から鼓動がバクバグと音を立てるのだった。
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