極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~
週末。昔のよしみでアポイントの都合をつけてもらい、金曜日の夕方十八時、私と逢沢さんは神崎コーポレーションを訪れた。
都内の主要駅から程近い、立地のいいオフィスビルに神崎コーポレーションの本社はあった。
受付が二十階にあって、そこから上へ十階分が占有フロアとなっている。
「今日は少し気合い入っているね」
私の姿を上から下へするりと眺めて、逢沢さんが微笑んだ。
今日は、ただの咲島三花ではない、『アストロ』の代表として、神崎社長に会いに行く。
パリッとした黒のパンツスーツに、華やかなフリルのブラウス。濃いめのビジネスメイクに、髪は巻き上げて編み込みシニヨンにした。
……ちょっとではなく、かなりの気合だ。なにしろ、このためにわざわざ朝一で、ひとり神崎さんのマンションから自宅へ戻り、ドレスアップしてきたのだ。
都内の主要駅から程近い、立地のいいオフィスビルに神崎コーポレーションの本社はあった。
受付が二十階にあって、そこから上へ十階分が占有フロアとなっている。
「今日は少し気合い入っているね」
私の姿を上から下へするりと眺めて、逢沢さんが微笑んだ。
今日は、ただの咲島三花ではない、『アストロ』の代表として、神崎社長に会いに行く。
パリッとした黒のパンツスーツに、華やかなフリルのブラウス。濃いめのビジネスメイクに、髪は巻き上げて編み込みシニヨンにした。
……ちょっとではなく、かなりの気合だ。なにしろ、このためにわざわざ朝一で、ひとり神崎さんのマンションから自宅へ戻り、ドレスアップしてきたのだ。