クールな彼はバーテンダー




あの日のことを話したのは
何年ぶりだろうな




「遅くまで悪いな
ん、タクシー代出すから」




「いやいや!
マスターが少し落ち着いたみたいで
良かったですしいいっすよ!」




「だいぶ楽になった」




「でもマスター1つ言っときますね
もし今マスターにとって
本当に大切な人がいるんなら
手離さないでくださいね
もう二度と同じ過ちは
繰り返さないでくださいね
……って生意気言ってすいません!
じゃあ先にあがりますね!」




「おう」





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