はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
外商が去った頃を見計らって、売場に戻る。
このチョコ美味しいんだよね、坂下にあげたら喜ぶかな?
ラッピングされたチョコを受け取った後、クラスメイトに声をかけられた。
「若菜、探したよー!
ってか、チョコ買ったの!?」
「ねぇ、誰にあげるの?教えてよ。」
「えっと…、坂下先生。」
「はぁ?何それ!?
だから、デキてるって噂されるんだよ。」
「噂?」
「まぁ、あくまで冗談の域だけどね。
若菜と坂下が不倫の関係にあるって、面白がって言ってる奴がいるの。」
「ち…違うし!」
完全に、私の片思いだもん。
「まぁ、真面目に部活やってるだけだって、みんなも分かってるよ。
若菜って常に成績トップだから、浮いた話の1つでも欲しいんだって。」
「坂下にあげるんなら、こっそり渡した方が良いよ。」
「…うん、そうする。」
冗談で流れてる噂が、学校側の耳に入らないことを祈るばかりだ…。
このチョコ美味しいんだよね、坂下にあげたら喜ぶかな?
ラッピングされたチョコを受け取った後、クラスメイトに声をかけられた。
「若菜、探したよー!
ってか、チョコ買ったの!?」
「ねぇ、誰にあげるの?教えてよ。」
「えっと…、坂下先生。」
「はぁ?何それ!?
だから、デキてるって噂されるんだよ。」
「噂?」
「まぁ、あくまで冗談の域だけどね。
若菜と坂下が不倫の関係にあるって、面白がって言ってる奴がいるの。」
「ち…違うし!」
完全に、私の片思いだもん。
「まぁ、真面目に部活やってるだけだって、みんなも分かってるよ。
若菜って常に成績トップだから、浮いた話の1つでも欲しいんだって。」
「坂下にあげるんなら、こっそり渡した方が良いよ。」
「…うん、そうする。」
冗談で流れてる噂が、学校側の耳に入らないことを祈るばかりだ…。