はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
文化祭前の放課後は、毎日部活がある。
部室に行ったところで邪魔されるのは分かりきってるし、帰ろうかと思った時だった。
「桐生、頼みがあるんだけど…。
ちょっと来てくれるかな?」
野田先輩に声をかけられ着いて行くと、空き教室に体育祭の応援合戦を仕切る団員が勢揃いしていた。
まさか、私があまりにも運痴だから今からシゴくとか!?
応援団なだけあって、イカつい男子ばかりで…。
警戒した私は、野田先輩の背中にへばりついて周りを見回した。
そんな私の様子を見て
「誰も、取って喰いはしないよ。
団長は怖そうに見えるかもしれないけど、女の子には甘いから。」
誰かが言った言葉に、笑う先輩たち。
ここに連れて来られたのは、団旗の文字を私に書いて欲しいからだという。
チームカラーは赤に決定だけど、チーム名は今から決めるんだとか…。
決めてから呼んでよね…って、呆れてると
「応援団以外立入禁止にしたから、書道部の魔女どもに妨害されずに展示作品も仕上げられるだろ?」
と、野田先輩がほくそ笑んだ。
私のために作品を仕上げる機会を作ってくれたんだと思うと、嬉しい気持ちで一杯になる。
「邪魔しに来る奴は、追っ払ってやるからな。」
他の先輩たちからも心強い言葉を貰え、作品を仕上げるのに集中できた。
部室に行ったところで邪魔されるのは分かりきってるし、帰ろうかと思った時だった。
「桐生、頼みがあるんだけど…。
ちょっと来てくれるかな?」
野田先輩に声をかけられ着いて行くと、空き教室に体育祭の応援合戦を仕切る団員が勢揃いしていた。
まさか、私があまりにも運痴だから今からシゴくとか!?
応援団なだけあって、イカつい男子ばかりで…。
警戒した私は、野田先輩の背中にへばりついて周りを見回した。
そんな私の様子を見て
「誰も、取って喰いはしないよ。
団長は怖そうに見えるかもしれないけど、女の子には甘いから。」
誰かが言った言葉に、笑う先輩たち。
ここに連れて来られたのは、団旗の文字を私に書いて欲しいからだという。
チームカラーは赤に決定だけど、チーム名は今から決めるんだとか…。
決めてから呼んでよね…って、呆れてると
「応援団以外立入禁止にしたから、書道部の魔女どもに妨害されずに展示作品も仕上げられるだろ?」
と、野田先輩がほくそ笑んだ。
私のために作品を仕上げる機会を作ってくれたんだと思うと、嬉しい気持ちで一杯になる。
「邪魔しに来る奴は、追っ払ってやるからな。」
他の先輩たちからも心強い言葉を貰え、作品を仕上げるのに集中できた。