はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
午後の授業を抜け出し、2年の教室が並ぶフロアに向かった。



それにしても、この学校は1組とかA組って表記しないの?



その方が、楽だと思うのに…。



1限に坂下HRへ行ったコに案内してもらい、到着。



こっそり、中の様子を窺う。



坂下がいるのを確認すると、一緒についてきたコが教室の扉を思いっきり引いた。



委細構わず、バケツの水を坂下めがけてかけた。



やったか!?



そう思いながら、坂下を見ると…。



見事に雨傘1本でガードしていた。



何て用意周到な奴!



私と目が合った坂下は、不敵な笑みを浮かべた。









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