はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
「聞いたよ~、2年にケンカ売られて勝ったんだって?」



深夏、相変わらず早耳だけど、人聞き悪い…。



「もう、模擬店の準備に関われなくなった。」



私は肩をすくめる。



「当日、頑張れば良いって!」



えっ!?



「だから、作るの無理だって!」



深夏とランチしながら喋ってると、クラスの男子が口を挟む。



「えっ?ワカちゃん料理全然なの!?

オレ、ショック~!!」



勝手にイメージ創りあげておいて、ショック言われる覚え無いし。



「だから言ったじゃん、ワカは勉強だけしかできないコだって…。」



近くにいた他のクラスメートが、笑いながら言った。



「よし、分かった。

オレは専業主夫目指すから、ワカちゃんはバリバリ仕事して出世するんだ!」



…は?



「何、勝手なこと言ってるの!?

ワカがいつ、アンタと付き合うなんて言った?」



「放っておきなよ、ミカ。

馬鹿につける薬は無いって、昔から言うし…。」








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