だから何ですか?


会話をしている間に少し忘れていた。


それでも表示したままであった名前にその存在を思いだして、椅子の背もたれをギシッと鳴らしながら目を細め見つめ。



「好き、だから何だよ?」



それを言って俺に何をどうしたかったのか。


答えを求める様に見つめようがパソコンの画像がその答えを表示してくれる筈もなく、本当厄介だと思考をシャットダウンするように名簿を閉じた。













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