どうしたって期待したい!!
水城くんの読ませない思考の方が断然狡いに値するじゃないかっ!!
と、ヘタレな私は現状の威圧に怯んで言えるはずもなく。
ただ、珍しく無表情にもどかしさを滲ませる彼の次なる反応を伺い待っていれば。
「………近くに…コンビニもないし」
「……はいっ!?いや、確かに大通り出なきゃコンビニはないけどさ」
「はぁぁぁ……」
「ねぇ、待って。その水城くんらしからぬとっても大きな溜め息の心は?」
「……………鈴原、」
「うん?」
一体何がどうしたのかな?
そんな感覚でどこか冷静に水城くんの葛藤しているらしき様子を眺めて反応を返した直後。
「っ_____!!!!!」
「…………スウェット着てても下着は着けてた方がいいよ。……【男】の前なら尚更ね」
うっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
と、心で叫ぶのでさえ反応が遅れた。
それほど与えられた衝撃のデカさよ…。
本当、……サラリだ。
サラリ、何食わぬ感じに……。
水城くんに私のつつましやかすぎる胸の先を突かれました。
そうして指摘されてようやく落とした視界に映る、スウェット越しにくっきりな自分の胸のライン。
そう言えば………ノーブラだったの忘れてた。
だって、予定もないし。苦しいじゃない?プラジャーって…。