どうしたって期待したい!!
だってさ、私が言ったからでしょ!?
してないのかぁ。ってちょっとがっかりしちゃったからでしょ!?
LINEなんて始めてもする相手がいないって言ってたのに、それでも始めてくれたのはさ………私の為だって己惚れていいんでしょ?
どこまで………私の期待を高めてくれるの水城くん。
そんな風に歓喜に満ちて表情をクルクル変えて一喜一憂する私は彼の期待に応えられてるのかな?
そんな疑問に応えくれたように、スッと伸びてきた彼の手がクシャリと頭を一撫でするとほんの僅か口の端を上げる。
「……おやすみ」
「あ………うん。おやすみ。……あ、LINEするから!!」
特別『待ってる』なんて響きは返されない。
それでも最後にフッと笑った表情がその言葉の代わりかなとは思ってしまった。
あああ、ダメ。
改めてこうして一人になってしまえば思い返すこの時間の尊さに萌えぇぇぇ。
だってだって……なんか色々とさぁぁぁ。
うっ……おっぱい触られた。
もう水城くんのところにしかお嫁に行けない、行かないっ!!
なーんて、うっきゃあぁぁぁ!!!
と、見えないハートを振りまいて部屋に戻り、抱き枕水城くんにダイブして悶えたのは言うまでもなく。
それでもだ……。