どうしたって期待したい!!




1時間後に送られてきた水城くんからのLINEには悶絶通り越して血を吐くことになる。


『見て、俺の抱き枕鈴原』

と、言うメッセージの添付画像。

相変わらず無表情な彼の腕に抱かれる抱き枕に貼られた自分の顔写真には死ぬしかない。

妄想真っ只中であったことが明確。

真っ赤でどこか飛んだような表情とまどろんだ両目は涙まで浮かんでその表情のヤバさを上乗せしている。

「っ______」

声もでねぇ……。

極致を突破してしまったが故に真っ赤な顔でただぴくぴくと顔を引きつらせ携帯片手に不動になっていれば。

ピロン__。

「っ!!!?」


『寝技の練習してもいい?』

『絶対ダメェェェェェ!!!!』既読



と、いうやりとりが彼との記念すべき
初LINEなったのは言うまでもない。

ううっ、抱き枕な私羨ましすぎる!!

やっぱり……水城くんの彼女になりたいわっ!!

期待していいから、

期待しちゃうよ水城くんっ!?






襲撃

【Fin】



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