どうしたって期待したい!!
終わった。
長い正月が終わったっ!!
正直初めて正月という長い堕落生活を呪ったわ。
そしてウェルカムバラ色ハッピー大学ラ・イ・フ~。
いや、講義は別にバラ色でも何でもないんだけども。
そう言わずもがな待ち詫びていたのは水城くんとの逢瀬の時間だ。
昨日から遠足にワクワクする子供の如くなかなか寝付けないなんて夜を明かした今。
気を抜けばスキップでもかましそうな足を宥めて踏み込んだのは通い慣れた大学の門だ。
ああ、何でまだ朝なんだろう。
早く引っ込め太陽!!なんて無茶苦茶な言い分を胸に晴天の空をチラリ確認しながら学内へと身を投じる。
正月休み中実家でゴロゴロしつつも毎日欠かさず水城くんにはLINEしまくっていた私。
正直しょうもない短文をちょこちょこ送りつけていたから彼のLINE通知は煩かった事だろう。
しかもだ……これがまたなかなかすぐには既読がつかないんだもんな。
いや、らしいと言えばらしい。
気付いているのかいないのか詳細は分からないけれど、なんとなく気が付いていても水城くんは一回じゃ反応しない気がする。
それでなくても短文で感覚開けずに送り付けていた私が相手だ。
絶対に『後でまとめて見ればいいや』とか思ってそう。