コイをしたのは君


「…仕方ないから黙っててあげるよ」



帰ろうとする私に言う





でもこれって昨日の朝の展開と同じなんだけど




「いいです!どうせまたからかうんでしょ!」




もう騙されないもん







「昨日のお詫び。まぁ黙ってて欲しくないなら別に俺はいいけど」


「あーー!嘘です!黙ってて欲しいです!!」



逆に帰ろうとしていた蓮池くんの腕を掴む






なんだ最低だと思ってたけど、優しいところもあるんだ




「そんなことより早くしないと予鈴なるよ?」



感心してる場合ではない




わたしたちは急いで教室に戻った


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