コイをしたのは君



「掃除当番代わりにやってくんね?」

「これ先生に出しといて。俺バイト」




それから数日間…


ことある事にそれを脅しのようにわたしをパシリにしてくる蓮池くん




でもそれもそろそろ限界

今日こそはやらない!!


そう心に決めていた。






「今日、俺と日直かわって」



きたきた…


いつものようにわたしに押し付けてきた




「今日は無理です」



わたしだって予定くらいあるんだから




「へー。そんな口たたけるんだな」


「・・・・・・」


「別に今ここで言ってもいいんだけど」



「・・・・・・」



「おーい!瀬上ー」



!!!!




「あ゛ーー!!嘘ですごめんなさい!!変わります!!変わらせてください!!」





「じゃ、よろしく〜」



最低男!!


あんなやつ全然良いやつじゃない!!




結局わたしをパシリにするつもりで黙ってるって言ったんだ



怒りを通り越し、呆れた






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