悪魔的発想
「心配性だな〜。」


コンコンとドアをノックする音が聞こえる。


「勇魔、ジュース持ってきたよ。」


入って来たのは兄貴のお母さんだった。

手にはジュースとケーキが2つづつ。


「ゆっくりしてね甲斐君。」


「あ、はい!」

おばさんは小さく笑うと下の階に降りていった。
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