彼氏の上手なつくりか譚
うーん……まあ、それが一番手っ取り早いような気がする。
本棚を眺めていたら、もしかしたら、ビビビッと来る本に出会えるかもしれない。
それに、何より下村くんのことをもっとよく知れそうな気がする。
「いいね! 行きたい!」
「よし、決まり! 今日はもう遅いから、明日にしよっか。明日は暇?」
「うん、空いてる」
「じゃあ、1時に駅に集合でいいかな?」
「うん、南口でいい?」
「うん。それじゃ、また明日」
「うん。また明日」