彼氏の上手なつくりか譚
15>>相手の将来の可能性を見極めるべし。
飯盒炊飯で炊いたご飯の量はそんなに多くなかったから、夕方になる頃には、みんなすっかりお腹が空いていた。
「とりあえず、お風呂行こうかな」
と真奈が言ったから、「じゃあ私も」ということで、本館にある温泉に行くことにした。
男子たちは、「じゃあ、その間に火をつけておこう」ということで、残った。
「こういう時の男手はありがたいわね」
と真奈がみんなに聞こえるように言った。
そういうこと、言うもんじゃないような気がする。