彼氏の上手なつくりか譚





とまあ、こんな感じで終始上川くんのペース。


真奈に助けを求めようと、目で合図してみたけど、


「嵐が過ぎ去るのを待つしかない。諦めて」


と通訳できそうな目をされ、私は彼が喋っている間中、女子特有の愛想笑いでやり過ごした。




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