私を救ってくれたのは君でした。
「な、なんでですか!」

「原因不明だ」

「な、なんで、総長が……!」

「総長、延命なんでしないんですか?」

「川鷺、俺のこといつも心配してくれてありがとうな。病気になってでも、俺が死んだとしても、助けてぇ人がいるんだ」

「そう、なんですね。それが、大事な人なんですね」

「あぁ」

「誰なんですか、その大事な人っていうのは」

「そこきくか?……ナイショ!」

「えー総長ー!」

「ははっ!」

「っし!お前らぁ!総長のために今日は宴じゃぁー!!!」

「はいっ!」

「ありがとう、川鷺」

「いえいえ、全然です」
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