私を救ってくれたのは君でした。
「川鷺さん!」
「なんだぁ?」
「川鷺さんは知ってたんですか?!総長が余命宣告されていたことに!」
「あぁ。知っていたさ」
「良かったですね、これで邪魔な鶴谷はいなくなりますね!これで、やっと川鷺さんの時代が……!」
「ふんっ」
「いやぁ、あんな年下に総長やられて命令きくなんて最悪の気分でしたもん。はやく死にませんかね、鶴谷。あいつ力は誰にも負けないですもん、だから死んでくれてラッキーですね、本当!!」
「・・・」
「よし最後だよ!これは記号問題、さぁどれ?」
「えーと、これはウ!」
「正解は……ウ!正解だよ鶴谷くん!」
「いよっしゃー!」
「ふふっ、あ、鶴谷くん」
「ん?」
「明日はどこいく?」
「どうしよっか」
「私はどこでもいいよ!」
「んじゃあさ、ここ行こうぜ!前からいきたかったんだよな〜」
「ここって、スイーツ……もしかして鶴谷くんって、スイーツ男子?」
「わ、わりーかよ」
「いや全然!私も甘いもの好きだし」
「良かった〜、じゃあここで決まりだな。明日また俺が迎えに行くよ」
「ありがとう」
「もうそろそろ暗いし帰った方がいいよ」
「そうだね、帰る」
「じゃあ送ってくぜ」
「大丈夫」
「いや、だめだ。送っていくぜ。女の子が夜道にひとりなんて危険だから」
「いや、本当に大丈夫。寄りたいところがあるから、ひとりで行きたいの」
「そ、そうか。じゃあ玄関まで送ってく」
「うん」
なんか、寂しい気もするけど。明日が楽しみでしょうがない。今はリストカットとかしようとかも全然思わないし、死にたいとも思わない。
今は『生きたい』とさえ思ってる。
まさか、本当に鶴谷くんに助けられるとは思ってなかったな。
まさか、公園に行く日が来るなんて。それに、過去を人に打ち明ける日がくるなんてね。なんか、不思議な感覚に見舞われる。
「じゃあね、今日はありがとう」
「別に」
ガチャ
「廉、今の子」
「言わないでくれ」
「なんだぁ?」
「川鷺さんは知ってたんですか?!総長が余命宣告されていたことに!」
「あぁ。知っていたさ」
「良かったですね、これで邪魔な鶴谷はいなくなりますね!これで、やっと川鷺さんの時代が……!」
「ふんっ」
「いやぁ、あんな年下に総長やられて命令きくなんて最悪の気分でしたもん。はやく死にませんかね、鶴谷。あいつ力は誰にも負けないですもん、だから死んでくれてラッキーですね、本当!!」
「・・・」
「よし最後だよ!これは記号問題、さぁどれ?」
「えーと、これはウ!」
「正解は……ウ!正解だよ鶴谷くん!」
「いよっしゃー!」
「ふふっ、あ、鶴谷くん」
「ん?」
「明日はどこいく?」
「どうしよっか」
「私はどこでもいいよ!」
「んじゃあさ、ここ行こうぜ!前からいきたかったんだよな〜」
「ここって、スイーツ……もしかして鶴谷くんって、スイーツ男子?」
「わ、わりーかよ」
「いや全然!私も甘いもの好きだし」
「良かった〜、じゃあここで決まりだな。明日また俺が迎えに行くよ」
「ありがとう」
「もうそろそろ暗いし帰った方がいいよ」
「そうだね、帰る」
「じゃあ送ってくぜ」
「大丈夫」
「いや、だめだ。送っていくぜ。女の子が夜道にひとりなんて危険だから」
「いや、本当に大丈夫。寄りたいところがあるから、ひとりで行きたいの」
「そ、そうか。じゃあ玄関まで送ってく」
「うん」
なんか、寂しい気もするけど。明日が楽しみでしょうがない。今はリストカットとかしようとかも全然思わないし、死にたいとも思わない。
今は『生きたい』とさえ思ってる。
まさか、本当に鶴谷くんに助けられるとは思ってなかったな。
まさか、公園に行く日が来るなんて。それに、過去を人に打ち明ける日がくるなんてね。なんか、不思議な感覚に見舞われる。
「じゃあね、今日はありがとう」
「別に」
ガチャ
「廉、今の子」
「言わないでくれ」