私を救ってくれたのは君でした。
最高の日
チリリッチリリッ

「う、うるさ、い」

俺は目覚まし時計を止めた。

「あと、もうちょっと……」

俺はまた布団を被った。


「うーん」

私は今日が楽しみすぎたのか、全然眠れなかった。それに、予定時間よりも一時間程早く起きてしまった。

「まぁいっか」

私は昨日買った洋服を取り出す。そしてひとつひとつじっくりと眺めながらタグを取る。

「鶴谷くん」

考えていたら、いつの間にか声が出ていた。
私は、はっとすると、洋服を着始めた。

ワンピースで行こうかな?でも、パンツでもいいかも。いや、スカートも捨て難い。あ、でもあれか、スイーツ食べに行くんだから、ワンピースで行こうかな。
あ、このワンピースいいかも。花柄だし、色は白、足のスネまでワンピースがある。うん、これにしよう。

か、髪型。どんなのにしよう。カチューシャとか?みつあみしようかな。それとも一つ結び?いや、誰にも相談しようのないことなんだから。まぁ、時間もあることだし着てあわせてみるか。
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