私を救ってくれたのは君でした。
君を救いたい
私は、天宮雪希。自殺志願者だ。私は母子家庭で育った。
母は朝まで仕事、というか仕事場が家みたくなっているらしい。かなり忙しいらしいので週一でしか家に帰ってこない。だからまもとに話も出来ない。母は帰ってくると寝てしまうからだ。だから、私が『いじめ』られていることも言えないのだ。
そう、私は学校でいじめられている。先生に気づかれない、陰湿ないじめを受けている。靴がなくなっていたり、体操服がトイレに捨ててあったり、トイレにはいっていると水をかけられたり、そのいじめが怖くて私は自殺志願者になってしまったのだ。
私が悪いことじゃないのに、いつも叱られる。誰も、理解してくれない。
いつも、みんな空返事。大丈夫?とかも空返事。私が助けてあげるって言った子もニコニコ笑っているだけの空返事。みーんな、空返事。だから、みんな校庭でみているだけ、やめろっていうのも空返事。なのに、あいつは、鶴谷くんは止めに来た。
私に『死なないでくれ』って言ってくれた。
私を『止めてくれた』。私は、それが嬉しくて仕方がなかった。
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