私を救ってくれたのは君でした。
「私は思ってないね」

「あなたがどう言おうと、私は負けない!負けるわけには行かない!私は変われそうなの!それを邪魔されるなんてもってのほかよ!」

「はぁ?あなたが変わるですって?ははっ、笑わせるんじゃないわ、あなたには無理よ」

「わからない!そんなのやってみないとわからない!やる前から決めつけないで!」

「強がりしてるみたいだけど、所詮あんたのことよ、無理無理」

「じゃあ見返してあげるわ!私が、やれば出来るってこと!」

「はんっ」

お母さんはそう言うと、二階の自分の部屋に行ってしまった。
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