私を救ってくれたのは君でした。
「川鷺、天宮とちょっと話したいからこいつらが入らないようにしといてくれ」

「了解しました!」

そして、私と鶴谷くんは人がいない工場に入った。扉のところで川鷺さんがみんなのことを抑えてる。川鷺さんが抑えないとみんなが入ってきちゃいそう。
そんなに気になるんかな?

「あのよ、天宮」

「ん?」

「もう一回言うけど、生きることを諦めんな。一緒に生きてくれ……!」

「は?」

「生きたくても、生きれないやつもいるんだ!俺みたいに…!!」

「だったら……!私は死にたい…!死になくても、死ねない人だっているの!」

「だったら、俺が死ぬまでにその死にたい理由なくしてやる」

「え?」
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