大好きな彼は超能天気ボーイ
「功!起きて〜!」

功の肩を揺さぶれば、功はむくっと起き上がる。


「…梨乃、おはよ。」

柔らかで低い声にドキッとする。

「うん、おはよう。」

「じゃ、も一回寝るわ。」

そう言って早々と毛布を被る功。

「えっ、功!?」

「嘘だよ。梨乃はばかだね。」

布団から少し顔を出し、クスッと笑う功…

「ま、紛らわしい…」
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