大好きな彼は超能天気ボーイ
今日は
私のうちで映画を見ることになっている。
勉強しながら…だけど。
でも功は勉強も映画もそっちのけで、私の肩に顔を預け、スヤスヤと眠っている。
なんか…付き合ったっていうのに、なんの変化もない感じ。
少し寂しかったりするけど、欲張りなのかもしれないから、そっとしておく。
「…ん…梨乃?」
目をこする功。少し目を覚ましたか。
「どうした?」
「梨乃…そばにいる?」
「うん。いるよ?」
「ん。なら良い。」
「えっどこが?」
功はその質問に答える事なく、また寝息を立てる。
なんだ…この気まぐれっぷりは…
でも…悪くないかも。むしろ、落ち着く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
功をそっと横にさせて、お昼の準備をする。
予定では、オムライスを作るつもり。
「…本当にカップルなのかな?
なんか…実感がわかないんだよなぁ、」
ケチャップライスを卵に包みながら、
そっとつぶやく。
うん。良い匂いしてきた。
「なーに呟いてんの?」
そこには…壁にもたれながら、
こちらを見つめる功。
「えっ功?起きてたの?ていうか、今の聞いちゃった?」
すると功はコクんと頷く。
「えーは、恥ずかしい…。」
「そうかな。かなり可愛いけど?」
「んー。
急にそういうこと言うから調子が狂うんだよなぁ。」
「何?梨乃かなり冷静に分析してるね。」
「そうかな?功、好きだよ。」
「うん。知ってる。」
「どこにも行っちゃダメだよ?
たまにね、遠く感じるの。」
「そうかな。僕は梨乃が遠く感じる。
ほら、おいで。」
功はそっと腕を広げる。
私はオムライスも放ったらかしにして、
その腕の中へ飛び込む。
きちんと受け止めてくれるその腕は、
私を強く抱きしめて離さない。
「やっぱり…好きだなぁ。」
私はそっと呟いた。
私のうちで映画を見ることになっている。
勉強しながら…だけど。
でも功は勉強も映画もそっちのけで、私の肩に顔を預け、スヤスヤと眠っている。
なんか…付き合ったっていうのに、なんの変化もない感じ。
少し寂しかったりするけど、欲張りなのかもしれないから、そっとしておく。
「…ん…梨乃?」
目をこする功。少し目を覚ましたか。
「どうした?」
「梨乃…そばにいる?」
「うん。いるよ?」
「ん。なら良い。」
「えっどこが?」
功はその質問に答える事なく、また寝息を立てる。
なんだ…この気まぐれっぷりは…
でも…悪くないかも。むしろ、落ち着く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
功をそっと横にさせて、お昼の準備をする。
予定では、オムライスを作るつもり。
「…本当にカップルなのかな?
なんか…実感がわかないんだよなぁ、」
ケチャップライスを卵に包みながら、
そっとつぶやく。
うん。良い匂いしてきた。
「なーに呟いてんの?」
そこには…壁にもたれながら、
こちらを見つめる功。
「えっ功?起きてたの?ていうか、今の聞いちゃった?」
すると功はコクんと頷く。
「えーは、恥ずかしい…。」
「そうかな。かなり可愛いけど?」
「んー。
急にそういうこと言うから調子が狂うんだよなぁ。」
「何?梨乃かなり冷静に分析してるね。」
「そうかな?功、好きだよ。」
「うん。知ってる。」
「どこにも行っちゃダメだよ?
たまにね、遠く感じるの。」
「そうかな。僕は梨乃が遠く感じる。
ほら、おいで。」
功はそっと腕を広げる。
私はオムライスも放ったらかしにして、
その腕の中へ飛び込む。
きちんと受け止めてくれるその腕は、
私を強く抱きしめて離さない。
「やっぱり…好きだなぁ。」
私はそっと呟いた。