姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「おっす!!」

エリザベス学園・芸能科

龍馬は昨日の会見がなかったかのように普通に登校してきた

しばらくは大人しく、ホテルに篭れという所属事務所の助言を聞き流し、報道陣に追跡されながらの登校だったのは言うまでもない

「・・・・・・」

いつも通りすぎる態度に言葉をなくす周囲

「・・・今日仕事は?」

潤也らくしないキツイ言い方に、驚く龍馬だったが

「ないよ 当分・・・ね」

と苦笑い

「ちょうどいい ちょっと来いよ」

と潤也は龍馬の言葉を待たずに教室を出て行った

龍馬は、隣にいた賢次に思わず視線を向ける

賢次は、無言のまま潤也に続いていった

大吾は、龍馬の会見のお陰で龍馬単独のインタビューなどもこなさなくなった為、登校しておらず、その場には、龍馬とりん、咲が残された

「龍馬・・行きなよ」

りんの真剣な眼差しに龍馬も腰を上げた

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