姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「大丈夫かな?」
不安そうに見送る咲
「・・さぁ・・ あんな潤也見るの初めてだし・・ 賢次は、元々無表情だけどね」
と力のないりんの笑顔は咲の不安を倍増させるだけだった
潤也は、いつも追いかけられたときに隠れる空き教室に続くテラスに向かっていた
外からも、中からも死角になっているので、潤也のお気に入りの場所だった
屋上みたいな空のしたも気持ちはいいが、他の生徒の視線にさらされるだけで、全く落ち着けないのだった
龍馬は戸惑いながらも、ふたりの横に腰を下ろした
しばらく、なんとも思い空気が漂った
その沈黙を破ったのは意外にも賢次だった
「・・で? 龍馬くん? 昨日のアレは何かな?」
賢次を見るまでもない
明らかに怒っている賢次
「何って? そのままだけど?」
龍馬も賢次が怒っていることに、怖気付く程ヤワじゃない
「そのまま・・ねぇ・・」
潤也は「ハッ」と鼻で笑った
「っていうか何? そんな事くらいでわざわざココまで連れてきたの? 教室でも十分話せたんだけど?」
ふたりの態度にイラッときた龍馬
不安そうに見送る咲
「・・さぁ・・ あんな潤也見るの初めてだし・・ 賢次は、元々無表情だけどね」
と力のないりんの笑顔は咲の不安を倍増させるだけだった
潤也は、いつも追いかけられたときに隠れる空き教室に続くテラスに向かっていた
外からも、中からも死角になっているので、潤也のお気に入りの場所だった
屋上みたいな空のしたも気持ちはいいが、他の生徒の視線にさらされるだけで、全く落ち着けないのだった
龍馬は戸惑いながらも、ふたりの横に腰を下ろした
しばらく、なんとも思い空気が漂った
その沈黙を破ったのは意外にも賢次だった
「・・で? 龍馬くん? 昨日のアレは何かな?」
賢次を見るまでもない
明らかに怒っている賢次
「何って? そのままだけど?」
龍馬も賢次が怒っていることに、怖気付く程ヤワじゃない
「そのまま・・ねぇ・・」
潤也は「ハッ」と鼻で笑った
「っていうか何? そんな事くらいでわざわざココまで連れてきたの? 教室でも十分話せたんだけど?」
ふたりの態度にイラッときた龍馬