姫☆組 ２nd （姫シリーズVol．2） 【完】

「芸能界、ならびにKINGを引退すると申しましたが、全く誰にも相談せず、勝手に自分で決めた結論に、ここまで周囲に迷惑がかかるとは考えておりませんでした。　この件に関して、自分がいかに幼稚で浅はかだったか、深く反省しております。　しかし、自分で出した結論を覆そうとも思ってはいません」

龍馬はここまで、一気に喋り、一旦深呼吸をした

「私、赤坂龍馬は、年内をもって、芸能界および、KINGに関する仕事を活動休止にしたいと訂正いたします。」

ガクは、記者が質問をする前に、再び口を開いた


「最後になりましたが、今回の全く根拠のない「妄想記事」を記載したAX出版社・CZ出版社に対して、妹・姫花に対する心的外傷、ならびに、記事に名前が記載された全員に対しての名誉毀損に対し、本日、弁護士を通し、東京地裁に裁判の申し立てを申請させていただきました。本件に対し、今後は、弁護士を通してのみお答えいたします。」

ガクがそう締めると

会見の席に座ってた全員が立ち上がった

「本日は、ありがとうございました」

ガクの挨拶に、全員で頭を下げ、そのまま会見場を後にしたのだった