姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「・・・・・・」
「だって、このメンバーで出さなきゃ意味ないでしょ?」
当たり前のように言う姫花に、周りもうんうんとなぜか頷いてしまう
「・・ったく・・」
と龍馬もどこか呆れ気味
「ま、国際線って言っても、飛行機で2時間くらいだし、新幹線みたいなもんでしょ?」
とりん
姫花に加え、りんまでもが言い出すともう有無を言わさぬ空気になる
「あ~ 俺、無理かも・・」
そこで思いがけない人物が口を開いた
「え?」
皆、一斉に顔を向けた
「俺、今回の仕事アップしたら、アメリカ行くから・・」
賢次が、顔を上げた
「ハリウッド・・挑戦したいんだよね・・ あっちに何のコネもねぇから、ゼロからのスタートだけど・・」
と話す賢次の目に迷いはない
「ヒナはウイーン、潤也はイタリア、龍馬は韓国、龍馬はアメリカねえ・・ グローバルになってきちゃったねぇ」
と笑う姫花
「日向・・お前・・・」
寝耳に水な話にガクが日向に視線を向ける
「あぁ・・ 姫花にはさっき話したんだけど、俺、修行に行くことになったんだ」
日向はガクというより、この場にいる全員に話していた
「俺も負けてらんねぇなぁ」
と大吾が大きな声を上げた
「だな・・・ 俺らもココでチマチマやってるだけじゃあなぁ」
とガク
元々別だった道が、重なり、今、また別れようとしていた
進むべき道を見つけ、進もうとしている者
進むべき道を模索している者
新しい年の幕開けに、また新しい光が見えてきていた
「だって、このメンバーで出さなきゃ意味ないでしょ?」
当たり前のように言う姫花に、周りもうんうんとなぜか頷いてしまう
「・・ったく・・」
と龍馬もどこか呆れ気味
「ま、国際線って言っても、飛行機で2時間くらいだし、新幹線みたいなもんでしょ?」
とりん
姫花に加え、りんまでもが言い出すともう有無を言わさぬ空気になる
「あ~ 俺、無理かも・・」
そこで思いがけない人物が口を開いた
「え?」
皆、一斉に顔を向けた
「俺、今回の仕事アップしたら、アメリカ行くから・・」
賢次が、顔を上げた
「ハリウッド・・挑戦したいんだよね・・ あっちに何のコネもねぇから、ゼロからのスタートだけど・・」
と話す賢次の目に迷いはない
「ヒナはウイーン、潤也はイタリア、龍馬は韓国、龍馬はアメリカねえ・・ グローバルになってきちゃったねぇ」
と笑う姫花
「日向・・お前・・・」
寝耳に水な話にガクが日向に視線を向ける
「あぁ・・ 姫花にはさっき話したんだけど、俺、修行に行くことになったんだ」
日向はガクというより、この場にいる全員に話していた
「俺も負けてらんねぇなぁ」
と大吾が大きな声を上げた
「だな・・・ 俺らもココでチマチマやってるだけじゃあなぁ」
とガク
元々別だった道が、重なり、今、また別れようとしていた
進むべき道を見つけ、進もうとしている者
進むべき道を模索している者
新しい年の幕開けに、また新しい光が見えてきていた