姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「ねぇ・・兄貴・・ こんなん聞いてないけど?」
三男で、好き放題生きてきたダンにとって、来日してからの二日間仕事以外の時間がないことに流石にイライラしてきていた
「同感・・ 日本に来ると、日本人みたいに仕事漬けにならなきゃなんねぇの?」
とケンもイライラを隠そうとしない
「・・・わかってるさ・・」
パソコンに向っていたジャンもその手を止め、二人に視線を向けた
ジャンもこんなに仕事漬けになるなんておかしいと思っていた
確かに、現地でしかできない仕事もある、それにしても事前に数名のスタッフを送り込んでいたし、衛星回線を使って、既に数回の会議も重ねてきた・・
それが、ここにきてまるで白紙に戻ったみたいに忙しいのだ
「ね~姫花たちには会えないの? 会えないなら、俺帰るよ? 向こうでハニーちゃん達が待ってるんだよ・・」とダンは携帯をせわしなく触っている
おそらくそのハニーちゃん達にメールでも送っているんだろう
「マメだね~ 」ケンはそんなダンに呆れ気味
ジャンは暢気な弟たちから視線を外し、再びパソコンの画面に目をやった
目の前にあるは株価を示す画面
ブレイクグループの一つ、三兄弟の手がける株式会社の株価の動向がこの数ヶ月で激しく推移しているのだ
株価が下がっているとか、あがっているとかではなく、かなり売買されているのだ
株式を半分以上持っていると、株式総会で意見が通ってしまう
三兄弟で所有しているのがその半分の50%
ジャンが20、ケンとダンが15ずつだ
残りの50%が市場にでて、売買されているのだ
三男で、好き放題生きてきたダンにとって、来日してからの二日間仕事以外の時間がないことに流石にイライラしてきていた
「同感・・ 日本に来ると、日本人みたいに仕事漬けにならなきゃなんねぇの?」
とケンもイライラを隠そうとしない
「・・・わかってるさ・・」
パソコンに向っていたジャンもその手を止め、二人に視線を向けた
ジャンもこんなに仕事漬けになるなんておかしいと思っていた
確かに、現地でしかできない仕事もある、それにしても事前に数名のスタッフを送り込んでいたし、衛星回線を使って、既に数回の会議も重ねてきた・・
それが、ここにきてまるで白紙に戻ったみたいに忙しいのだ
「ね~姫花たちには会えないの? 会えないなら、俺帰るよ? 向こうでハニーちゃん達が待ってるんだよ・・」とダンは携帯をせわしなく触っている
おそらくそのハニーちゃん達にメールでも送っているんだろう
「マメだね~ 」ケンはそんなダンに呆れ気味
ジャンは暢気な弟たちから視線を外し、再びパソコンの画面に目をやった
目の前にあるは株価を示す画面
ブレイクグループの一つ、三兄弟の手がける株式会社の株価の動向がこの数ヶ月で激しく推移しているのだ
株価が下がっているとか、あがっているとかではなく、かなり売買されているのだ
株式を半分以上持っていると、株式総会で意見が通ってしまう
三兄弟で所有しているのがその半分の50%
ジャンが20、ケンとダンが15ずつだ
残りの50%が市場にでて、売買されているのだ