姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
翌日も姫花達三人は、分刻みのスケジュールをこなしていたのだが、そこに慌てた様子でマネージャーがやってきた

「初版本が品切れで、再版になりました!!!」

「うそ~!!」

「やった~!!!」

喜ぶりんと咲だったが、姫花は嬉しそうじゃないマネージャーの表情が気になった

「再版するんでしょ? 前作の売上は更新したいんだけど?」

姫花は冷静にマネージャーの目を見て言った

「・・・・・」

「・・何? 何か問題でもあった?」

姫花の視線はマネージャーをとらえて離さない

「・・・再版は・・出来ません・・」

マネージャーには嫌な汗が吹き出している

「は? なんで?」

少し離れた場所でりんが立ち上がった

「・・・・」

「どうせ判ることじゃないの?」

と姫花はマネージャーに一歩近づいた

「・・どっどういうわけか・・ 再版は出来ないと、印刷会社も出版社も言ってまして・・事務所も再版はしないと・・」

とマネージャーは言葉を濁した








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