姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
どのくらい、そこに立っていたのだろうか・・
アニキと潤也が少し疲れた様子で、それでいてホッとした表情で私の前に現れた
しばらく、下を向いていた私も、二人が戻ってきたので、顔をあげた時、視界に入ったのは、二人ではなく、ヒナだった
誰か知らない人が、ヒナの顔に手をかざし、目を閉じさせていた
見間違えない 見間違えるわけがない
彼の目を
それほど見てきただろうか・・
彼の瞳の中にうつる私の笑顔を・・
思いっきり、叫んだ
愛しい名前を
目の前に横たわる彼に飛び込んだ
いつもなら、強く抱きしめてくれて、優しく名前を呼んでくれるのに、今日のヒナは動かなかった
触れた肌が冷たかった
それでも、ずっとそうしていたかったのに、アニキに引き剥がされた
たくさん呼んだ
「ヒナ、ヒナ」って
でも、その声がもう彼には届かないって
だから私は目を閉じた
見たくなかったから・・
そして、次に目を開けたとき、見えた世界に色がなかった
アニキと潤也が少し疲れた様子で、それでいてホッとした表情で私の前に現れた
しばらく、下を向いていた私も、二人が戻ってきたので、顔をあげた時、視界に入ったのは、二人ではなく、ヒナだった
誰か知らない人が、ヒナの顔に手をかざし、目を閉じさせていた
見間違えない 見間違えるわけがない
彼の目を
それほど見てきただろうか・・
彼の瞳の中にうつる私の笑顔を・・
思いっきり、叫んだ
愛しい名前を
目の前に横たわる彼に飛び込んだ
いつもなら、強く抱きしめてくれて、優しく名前を呼んでくれるのに、今日のヒナは動かなかった
触れた肌が冷たかった
それでも、ずっとそうしていたかったのに、アニキに引き剥がされた
たくさん呼んだ
「ヒナ、ヒナ」って
でも、その声がもう彼には届かないって
だから私は目を閉じた
見たくなかったから・・
そして、次に目を開けたとき、見えた世界に色がなかった