姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
ガクが日本に戻り、潤也は姫花を連れ、自分のアパートメントに戻ってきた
日本でアパートといえば、木造2階建てのイメージがあるが、こちらで言うアパートは高級マンション並みだ
日向に再会して以来、姫花は言葉を発しない
朝起きて、一日テラスに座っている
潤也が食事を口まで運んで食べさせていた
流石に、トイレの世話をするわけにはいかないので、定期的に潤也が姫花をトイレに連れて行っていた
そんな生活が数週間続いた後、DNA鑑定がされた日向が小さな骨壷に入って、戻ってきた
鑑定する人数が多く、時間を要するため、そのままの状態で保管しておけなかったのだ
潤也は、少しだけ、小瓶に日向を移した
今のままの姫花を連れ出すことが出来なかったし、二人だけで日向を埋葬するのも寂しかったので、しばらくの間、そのまま保管することにした
そうしているうちに、街はすっかり冬になり、クリスマスを迎えた
潤也は、大きなもみの木を市場で購入し、飾り付けた
姫花に沢山の贈り物を買い求め、ツリーの下へ置いた
料理には自信がなかったが、七面鳥を買って来て、レシピを見ながら奮闘した
ケーキを焼いたが、失敗して膨らまなかったので、買ってきた
部屋中をキャンドルで照らした
そして、日向のCDをかけた
「姫花・・ メリークリスマス! ケーキがでっかいクッキーになっちゃってさ~ カッチカチなんだよ・・ だから、買って来ちゃったけど、ろうそく吹き消してよ!」
「・・・・・・」
「あ~無理か~ じゃあ、一緒にやろうか? せ~の!!」
「・・・・・・」
「消えたぞ!! ほら!姫花の好きなレッドアイも作ったし、飲めよ!でも、こっちのボールにサングリアもあるからな~ フルーツだけ食べるなよ~」
日本でアパートといえば、木造2階建てのイメージがあるが、こちらで言うアパートは高級マンション並みだ
日向に再会して以来、姫花は言葉を発しない
朝起きて、一日テラスに座っている
潤也が食事を口まで運んで食べさせていた
流石に、トイレの世話をするわけにはいかないので、定期的に潤也が姫花をトイレに連れて行っていた
そんな生活が数週間続いた後、DNA鑑定がされた日向が小さな骨壷に入って、戻ってきた
鑑定する人数が多く、時間を要するため、そのままの状態で保管しておけなかったのだ
潤也は、少しだけ、小瓶に日向を移した
今のままの姫花を連れ出すことが出来なかったし、二人だけで日向を埋葬するのも寂しかったので、しばらくの間、そのまま保管することにした
そうしているうちに、街はすっかり冬になり、クリスマスを迎えた
潤也は、大きなもみの木を市場で購入し、飾り付けた
姫花に沢山の贈り物を買い求め、ツリーの下へ置いた
料理には自信がなかったが、七面鳥を買って来て、レシピを見ながら奮闘した
ケーキを焼いたが、失敗して膨らまなかったので、買ってきた
部屋中をキャンドルで照らした
そして、日向のCDをかけた
「姫花・・ メリークリスマス! ケーキがでっかいクッキーになっちゃってさ~ カッチカチなんだよ・・ だから、買って来ちゃったけど、ろうそく吹き消してよ!」
「・・・・・・」
「あ~無理か~ じゃあ、一緒にやろうか? せ~の!!」
「・・・・・・」
「消えたぞ!! ほら!姫花の好きなレッドアイも作ったし、飲めよ!でも、こっちのボールにサングリアもあるからな~ フルーツだけ食べるなよ~」