姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
まさか・・と思いつつ潤也に電話をかけるガク
時差の関係でなかなか電話にでない潤也だが、“姫花がいない”と言われ、寝ぼけていた頭が一気に覚醒した
「ちょ・・がっくん、どういう事?」
真夜中にもかかわらず、潤也は着替えながらガクに問いただす
「こっちでヒマしてるもんだから、賢次んとこにでも留学させようと思って・・ 今朝、シアトルに行く予定だったんだ 成田に着いたって連絡は、もらっていたから、安心していたんだけど、賢次から来ないって連絡入って、航空会社に問い合わせたら、搭乗していなかったんだ・・ まさか、そっちに行ってるとかねぇよな?」
「来てないよ・・ でも、こっちで姫花が行きそうな場所ならわかるから、今から見てくる・・」
「悪いな・・・」
「じゃあ、居ても居なくても、連絡するから・・」
潤也がそう言って、ガクとの電話を切った時には、すでに運転席に座っていた
潤也は、思い当たる場所をすべて回った
フリーウェイを飛ばしても数時間かかる空港までも行ってみたが、姫花の姿はどこにもなかった
潤也からその旨の連絡が来た頃は、日本は真夜中過ぎだった
心配したりんがガクの元に駆けつけた
完全に、どこに行ったのかわかならくなった
そこに駆けつけた大吾と咲
「がっくん! 姫花は!?」
大吾がガクに詰め寄った
隣の咲は今にも泣き出しそうだ
「・・・・・・」
何も答えないガクから、となりのりんに視線を移す大吾
りんは首を振り
「賢次んとこも、潤也んとこもいないって・・・」
その言葉に咲が頭を上げ
「龍馬くんは? ねぇ・・龍馬君には連絡とったの?」
とりんとガクを見る
時差の関係でなかなか電話にでない潤也だが、“姫花がいない”と言われ、寝ぼけていた頭が一気に覚醒した
「ちょ・・がっくん、どういう事?」
真夜中にもかかわらず、潤也は着替えながらガクに問いただす
「こっちでヒマしてるもんだから、賢次んとこにでも留学させようと思って・・ 今朝、シアトルに行く予定だったんだ 成田に着いたって連絡は、もらっていたから、安心していたんだけど、賢次から来ないって連絡入って、航空会社に問い合わせたら、搭乗していなかったんだ・・ まさか、そっちに行ってるとかねぇよな?」
「来てないよ・・ でも、こっちで姫花が行きそうな場所ならわかるから、今から見てくる・・」
「悪いな・・・」
「じゃあ、居ても居なくても、連絡するから・・」
潤也がそう言って、ガクとの電話を切った時には、すでに運転席に座っていた
潤也は、思い当たる場所をすべて回った
フリーウェイを飛ばしても数時間かかる空港までも行ってみたが、姫花の姿はどこにもなかった
潤也からその旨の連絡が来た頃は、日本は真夜中過ぎだった
心配したりんがガクの元に駆けつけた
完全に、どこに行ったのかわかならくなった
そこに駆けつけた大吾と咲
「がっくん! 姫花は!?」
大吾がガクに詰め寄った
隣の咲は今にも泣き出しそうだ
「・・・・・・」
何も答えないガクから、となりのりんに視線を移す大吾
りんは首を振り
「賢次んとこも、潤也んとこもいないって・・・」
その言葉に咲が頭を上げ
「龍馬くんは? ねぇ・・龍馬君には連絡とったの?」
とりんとガクを見る