姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
ジフンの推測どおり、姫花はもう機上の人になっていた
実は、ガクが空港に降り立った時、姫花も同じ建物にいたのだ
龍馬の言葉、ジフンの気持ち・・・
辛いのは自分だけじゃないのはわかっていたけど、それはわかっていたつもりだったのかもしれない・・
姫花は、ヘッドフォンを耳にあて、目を閉じた
何も考えなくていいように・・
**********
「どうして、姫花を見捨てた?」
ガクの眼光はするどくジフンに突き刺さる
「見捨てた・・って・・・」
とジフンはどう答えていいのかわからない
「てめぇにそのつもりがなかったなんて、言わせねぇぞ! 四六時中張りッついてるヤツラが勝手にしただけなんてぬかすなよな!!!」
ガクの声は、どこまでも低くジフンに降りかかる
「・・・・ッ・・・・」
ジフンは拳を震わせながら、下を向くしかなかった
「ひとりの女の為に地位も家族も捨てたのが気にくわねぇって?」
龍馬が自虐的に笑った
「・・・・・・・」
「俺はさ、そこまで他人を思えるってすげぇと思うよ? でもさ、自分の気持ちだけで突っ走っても誰もついてこない・・ 人の上に立つ人間って、そのまま責任も比例していくと思わねぇ?」
とガク
実は、ガクが空港に降り立った時、姫花も同じ建物にいたのだ
龍馬の言葉、ジフンの気持ち・・・
辛いのは自分だけじゃないのはわかっていたけど、それはわかっていたつもりだったのかもしれない・・
姫花は、ヘッドフォンを耳にあて、目を閉じた
何も考えなくていいように・・
**********
「どうして、姫花を見捨てた?」
ガクの眼光はするどくジフンに突き刺さる
「見捨てた・・って・・・」
とジフンはどう答えていいのかわからない
「てめぇにそのつもりがなかったなんて、言わせねぇぞ! 四六時中張りッついてるヤツラが勝手にしただけなんてぬかすなよな!!!」
ガクの声は、どこまでも低くジフンに降りかかる
「・・・・ッ・・・・」
ジフンは拳を震わせながら、下を向くしかなかった
「ひとりの女の為に地位も家族も捨てたのが気にくわねぇって?」
龍馬が自虐的に笑った
「・・・・・・・」
「俺はさ、そこまで他人を思えるってすげぇと思うよ? でもさ、自分の気持ちだけで突っ走っても誰もついてこない・・ 人の上に立つ人間って、そのまま責任も比例していくと思わねぇ?」
とガク