姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「悪いけど、ソナも組織ももう俺のモンだから・・ 姫花の時みたいに、なくなってから大切だって気づいても遅いぞ・・ ジフンは、自分の道と居場所早く見つけろ 」
ジフンは龍馬の言葉を頭を下げたまま聞いていた
ジフンの目から流れた涙は、鼻筋を伝い、そのままカーペットに落ちてしみを作っては消え、作っては消え・・と繰り返していた
********
姫花が降り立ったのは、イギリス・ロンドン、ヒースロー空港
日向が眠る国だ
しかし、姫花の足は、日向の元へは向かっていなかった
バッキンガム宮殿・ビックベン・大英博物館・・・
パンフレットに載っている有名な観光名所をめぐった姫花は、パディントン駅近くのホテルにチェックインした
ハロッズで購入した着替えの入った袋をベットに放り投げ、バスルームへ向い、熱いシャワーを頭からかぶる
18歳の姫花には、自分がどうしたいのか・・
わからなくなっていた
アニキに連れられて、日本に戻りたくなかった
仕事を続ける自信もなかった
ジフンのところにいたのも、誰にも連絡をいれなかったのも、逃げだった
モヤモヤとしたままの気持ちのまま濡れた髪もそのままに、バスローブを羽織ったままの姫花はそのままベットにダイブし、眠りについた
ジフンは龍馬の言葉を頭を下げたまま聞いていた
ジフンの目から流れた涙は、鼻筋を伝い、そのままカーペットに落ちてしみを作っては消え、作っては消え・・と繰り返していた
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姫花が降り立ったのは、イギリス・ロンドン、ヒースロー空港
日向が眠る国だ
しかし、姫花の足は、日向の元へは向かっていなかった
バッキンガム宮殿・ビックベン・大英博物館・・・
パンフレットに載っている有名な観光名所をめぐった姫花は、パディントン駅近くのホテルにチェックインした
ハロッズで購入した着替えの入った袋をベットに放り投げ、バスルームへ向い、熱いシャワーを頭からかぶる
18歳の姫花には、自分がどうしたいのか・・
わからなくなっていた
アニキに連れられて、日本に戻りたくなかった
仕事を続ける自信もなかった
ジフンのところにいたのも、誰にも連絡をいれなかったのも、逃げだった
モヤモヤとしたままの気持ちのまま濡れた髪もそのままに、バスローブを羽織ったままの姫花はそのままベットにダイブし、眠りについた