姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「一緒にいたんだろ? むこうで・・ がっくんから聞いたよ・・
潤也と姫花が恋人みたいに見えたって・・
多分、他の皆も、同じこと思ったんだろうな・・
賢次はさ・・ 姫花よりキャリアを選んだ・・ 姫花の側にいることを選んだ潤也に敵わないと思ったって・・ あの賢次が泣いたってがっくん言ってた・・
人の心って、そう簡単なものじゃないだろ?
1年間世界中を放浪したのは、姫花にとって必要な時間だったんじゃないのか・・
潤也は、音沙汰のない姫花に何を思ってた? ガキの頃から姫花の何を見てきた? 」
アリの言葉に潤也は何も言葉を返せないでいた
「コレ・・ ヒメが見てたよ・・」
俯く潤也の前に、以前姫花が見ていたゴシップ誌を広げた
「・・・・・・」
「明日の朝10時まで誰も来ないから・・ 」
そういうとアリは、AQUAを後にした
アリの気配が消えた店内は姫花の静かな寝息が聞こえる
潤也は、姫花の寝ているソファにそっと近づいた
一瞬、ソファに腰を下ろそうとおもった潤也だったが、そのままジュータンにあぐらをかいて座り込んだ
数週間一緒に住んだ姫花だっだが、じっくりと寝顔を見るのは初めてだった
それは、潤也自身が衝動を抑えるために、意識的にしていたことだった
潤也は、少し震えている自分の手をゆっくりと姫花の頭に乗せ、髪を撫でた
フザけて、姫花の頭をクシャクシャにした事は何度もあるが、こうやって撫でるのは初めてだった
姫花の長い髪は、想像以上にサラサラで、潤也は手を止めることが出来ず、そのまま髪を撫で続けた
「・・ん・・んんん・・・」
その時、ゆっくりと目をあけた姫花の瞳に潤也が写った
潤也と姫花が恋人みたいに見えたって・・
多分、他の皆も、同じこと思ったんだろうな・・
賢次はさ・・ 姫花よりキャリアを選んだ・・ 姫花の側にいることを選んだ潤也に敵わないと思ったって・・ あの賢次が泣いたってがっくん言ってた・・
人の心って、そう簡単なものじゃないだろ?
1年間世界中を放浪したのは、姫花にとって必要な時間だったんじゃないのか・・
潤也は、音沙汰のない姫花に何を思ってた? ガキの頃から姫花の何を見てきた? 」
アリの言葉に潤也は何も言葉を返せないでいた
「コレ・・ ヒメが見てたよ・・」
俯く潤也の前に、以前姫花が見ていたゴシップ誌を広げた
「・・・・・・」
「明日の朝10時まで誰も来ないから・・ 」
そういうとアリは、AQUAを後にした
アリの気配が消えた店内は姫花の静かな寝息が聞こえる
潤也は、姫花の寝ているソファにそっと近づいた
一瞬、ソファに腰を下ろそうとおもった潤也だったが、そのままジュータンにあぐらをかいて座り込んだ
数週間一緒に住んだ姫花だっだが、じっくりと寝顔を見るのは初めてだった
それは、潤也自身が衝動を抑えるために、意識的にしていたことだった
潤也は、少し震えている自分の手をゆっくりと姫花の頭に乗せ、髪を撫でた
フザけて、姫花の頭をクシャクシャにした事は何度もあるが、こうやって撫でるのは初めてだった
姫花の長い髪は、想像以上にサラサラで、潤也は手を止めることが出来ず、そのまま髪を撫で続けた
「・・ん・・んんん・・・」
その時、ゆっくりと目をあけた姫花の瞳に潤也が写った