姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
5年後・・・
「ったく・・なんであたしなのよ・・・」
ふて腐れるりんの声は波の音にかき消されていく
「・・・まぁまぁ・・」
りんの横で苦笑いの潤也
「は~い、じゃあ撮影はいりま~す!!」
スタッフの大きな声がビーチに響き渡る
潤也とりんは今からこのコバルトブルーの浜辺でCMの撮影だった
この観光ビーチの親善大使を務める潤也は、相手役にりんを指名したのだ
25歳になって、長時間のビーチでの撮影は正直避けたいのがりんの本音
しかも、日差しが強い
「どうせなら、ピッチピチの新人グラビアアイドルとでもやんなさいよ!」
「は~い、 りん~ 笑顔でねぇ~」
「・・・・・」
「りんちゃ~ん」
スタッフからは見えないところで二人の攻防は続いている
「・・・ホテルから1時間かかるカフェのパンケーキ、おごってくれたら許す・・」
「・・了解!!」
二人の間で密約が交わされたお陰か、撮影は予定時間を大幅に繰り上げ終了した
*******
「はぁ~ 潤也~ きもち~」
潤也の運転するオープンカーの助手席でご機嫌なりん
「・・・・・ったく・・日焼けするんじゃなかったのかよ!?」
「え~ なに~ 全っ然聞こえない!!」
絶対聞こえているりんの返答は力強い
「あ~ ストップ、ストップ!! ちょっとあそこの店寄って?」
ふて腐れるりんの声は波の音にかき消されていく
「・・・まぁまぁ・・」
りんの横で苦笑いの潤也
「は~い、じゃあ撮影はいりま~す!!」
スタッフの大きな声がビーチに響き渡る
潤也とりんは今からこのコバルトブルーの浜辺でCMの撮影だった
この観光ビーチの親善大使を務める潤也は、相手役にりんを指名したのだ
25歳になって、長時間のビーチでの撮影は正直避けたいのがりんの本音
しかも、日差しが強い
「どうせなら、ピッチピチの新人グラビアアイドルとでもやんなさいよ!」
「は~い、 りん~ 笑顔でねぇ~」
「・・・・・」
「りんちゃ~ん」
スタッフからは見えないところで二人の攻防は続いている
「・・・ホテルから1時間かかるカフェのパンケーキ、おごってくれたら許す・・」
「・・了解!!」
二人の間で密約が交わされたお陰か、撮影は予定時間を大幅に繰り上げ終了した
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「はぁ~ 潤也~ きもち~」
潤也の運転するオープンカーの助手席でご機嫌なりん
「・・・・・ったく・・日焼けするんじゃなかったのかよ!?」
「え~ なに~ 全っ然聞こえない!!」
絶対聞こえているりんの返答は力強い
「あ~ ストップ、ストップ!! ちょっとあそこの店寄って?」