姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「サンライズが見たかったのが本音・・でも、逃しちゃったからサンセット!」と姫花は笑った

「了解・・ それまではどうする?」

結局日向は姫花に弱い

「う~ん・・ 下のビーチでのんびり過ごしたい・・あっ・・でも日光は程々で・・」

姫花のわがまますぎる要望に、軽くため息を漏らした日向だったが、

「了解、お姫様・・ では、そろそろ起きて下さいますか?」と日向は姫花に手を差し出した

「そうね!」と姫花も日向に乗っかり、差し出された手に、自分の手を重ね、ベットから立ち上がった

そして、姫花はそのままバスルームへ足を向け、身支度を整え始めた


そして、その隣の部屋・・

「ん~・・くっ・・苦しい・・・」

りんがうなされていた

その原因は、横で幸せそうに眠るガク

ガクは、りんをギューっときつく抱きしめたまま深い眠りについてしまったようで、りんは、身動きひとつとれないわ、暑いわでどうしようもなかった

そんな事は、知る由もない、さらに隣の部屋・・

入り口は一つ・・

ベットルームは三つ・・

そう、男三人部屋の潤也君と賢次君、そして龍馬君

潤也は、KINGの打ち上げで、浴びるほど飲み、そのままベットでダウン

キングサイズのベットで、枕に足を投げ出し、頭はベットから落ちた状態で寝ていた

賢次は、そんな潤也の事は全く知らず(興味もないし)、ジムのプールでひと泳ぎするつもりで、部屋を後にした

龍馬くんは、睡眠もそこそこに、写真集の件で、マネージャーの部屋に居り、朝から日本の事務所と交渉していた

こうして、バンコク二日目を過ごしていった・・・
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