姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
それぞれ、自由に過ごしたバンコク二日目、9人全員が顔を揃えたのは、姫花のリクエストで海沿いのレストラン

「姫が、夕陽を見たいって言うもんだからさ・・」と日向が予約したのはシーフードが有名なレストラン

バルコニーで海鮮バーベキュー

姫花とりん、咲の三人はカウチに寝そべり、水平線に沈んでゆく太陽を眺めていた

そんな三人から少し離れた場所で、食べて、飲んでの7名

「それにしても、本当、日向さんって、姫花に弱いっすよね?」と大吾は海鮮バーベキューなのに、肉が食べたいといい、別の網を用意し、一人で肉を焼いていた

「そう? そんなつもりは全くないけど?」とケロッとした日向

「よく言うよ?今日だって、姫花がまたワガママ言って、ホテルの従業員大慌てだったって聞いたぞ?」とガク

「何? 何があったんすか?」と潤也

「別に、ワガママって事もないでしょ? せっかく海が綺麗な所に滞在してるんだから、ビーチに行きたいってだけだよ?」と日向

「それだけじゃねぇだろ?」と呆れ顔のガク

「仕事柄、紫外線は大敵だから、ビーチでなるべく紫外線を浴びたくないってだけだろ?」とガクに視線をむける日向

「それって・・なんか、矛盾してません?」と龍馬

「超ワガママじゃねーか!」と潤也

「それで、どうしたんですか?」と大吾は焼きあがったばかりの肉を皿に移した

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