姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「で?」

日向は視線をガクに向けることなく、口を開いた

「でって・・・ お前ねぇ・・」とガク

「調べたんだろ?」と日向はやっとガクを見た

「調べたさ・・ほらっ」とガクは日向にA4サイズの茶封筒を差し出した

日向は無言でソレを受け取り、中の資料に目を通した

「なるほどね・・・」としばらく資料を読んだ日向は視線をガクに戻した

「三兄弟ってのがな~ 姫花たちもちょうど三人じゃねぇか」とガク

「そんな事? 4人とか5人じゃなくて良かったんじゃないの?」と日向

「・・・・」

「で? どうしよっか?」と改めて聞く日向

「とりあいず、今日は、長男ンとこに時計取りにいくだろ?」とガク

「そこで、ちょこっと種蒔いとく?」と日向

「食いつくか? 」とガク

「単純そうだし・・イケルと思うよ?」と日向はなぜが自信ありげな様子

「お前がそこまで言うなら・・ じゃ、行くか?」とガクは席を立った

日向も席を立ち、二人はそのままジャンの店へと向かった
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