姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
せっかく抗議の意味も込めて、どこでも買える水を注文したのに、結局、お店オリジナルのトロピカルジュースを飲みながら、談笑している構図を撮影することになった三人は、用意されたテラス席に座り、その後1時間ほど撮影をし、カフェを後にした

そして、予定通り、タイレストランでの食事風景の撮影を終え、夜のバンコク・・という事で、そのままクラブへ行くことになった

この店は、地元の若者も多い上、ガイドブックにも載っている大きなクラブなので、フロアーでは撮影が出来ないので、VIPルームをチャージしてあった

チャージしたのは、1階のフロアーが見渡せる2階の部屋だった

他に地下にもあるらしいが、クラブの雰囲気も欲しいとのカメラマンの要望でこの部屋になったらしい

三人は、先ほどまでの南国テイストな服装から、少し大人めなワンピースに衣装チェンジしていた

姫花は、白のチューブトップワンピ、りんは、背中が大胆に開いた黒のキャミワンピ、咲はフワフワなピンクのホルターネックワンピの衣装だった

化粧も、髪型も変えたので、昼間の印象とはかなり違って見えている

「三人とも16.7には見えないね~」と御満悦なカメラマンのシャッター音は止まらない

三人は、バーテンダーからシャイカーの振り方を教えてもらったり、好きにカクテルを作らせてもらったりと楽しい時間を過ごしていた

そして、撮影は無事、終了し、このままこのクラブで撮影の打ち上げに移行していったのだった

姫花は、先ほどよほど、シェイカーを振るのが楽しかったのが、さっきからカウンターの中から出ようとしない

「姫・・そんなに楽しいなら、AQUAでもやれば?」とりん

「あ~名案~ アリもジェイソンも教えてくれるよね~ ヤツラよりおいしいの出来ちゃうかもよ~」

そうとうご機嫌な姫花

「なんか、姫ちゃんってなんでもソツなくこなすよね~」と感心しきりの咲

「そう? 浅く、広くじゃない?」と姫花

「私なんか、モデルで手一杯!!」と苦笑いの咲

「どうかした? なんか悩みでもあるの?」とりん

「・・・なんか、今日の撮影で、まだまだだな~なんて・・」と咲は俯いた

「ちょっと~ 勘弁してよ~」とりんは咲の顔を覗き込んだ

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