姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】

ブレスレット

「ね~ 今日どうするの?」と姫花が夢中になっていたジュースから視線を上げた

「もう、予定立ててあるんですか?」と咲

「ビーチはパス!」とりん

もうこれ以上は日焼け出来ないといったところだろうか・・

「ゴルフは? コースまわろうよ?」と龍馬

「ゴルフ~? まだ周れないよ・・ それに日焼けには変わらなくない?」と姫花

「それ以前にゴルフクラブすら持ったことないです・・」と咲

「まじで~ じゃあ咲には俺が個人レッスンしてやる~」とニヤニヤ笑う大吾

・・というか高校生が、海外に来てゴルフするなんて、早々ないだろうが、咲以外は、仕事関係の大人たちに混じって数年前からゴルフを始めていた 

「トゥクトゥクにはもう乗った?」と日向

「乗ってないよ」と姫花

「乗りに行く?」と日向

「いいの?」と姫花は満面の笑みを日向に向けた

「トゥクトゥクって何?」と大吾は龍馬に視線を向けた

「あ~こっちのタクシーみたいなもん 車じゃないけど、バイクでもなくて、その間みたいなヤツ 車検とれば、日本でも公道走れる乗り物」と簡潔に説明する龍馬

「ふ~ん」龍馬の説明もイマイチ判らなかった大吾

「じゃ、ソレに乗りながらダウンタウン散策するか?」とガク

「でも、お前等の買い物に付き合うわけじゃねぇからな!」と潤也




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